関東ブロック浄土宗青年会「別時念仏会」

5月23日、大本山増上寺・大殿にて、浄土宗関東ブロック青年会主催の
別時念仏会が厳修されました。
関東地方の浄土宗寺院より、80名弱の青年僧が集まり、
お念仏を中心とした1時間強のご法要を行いました。
正直に申し上げますと、左足首に故障のある私にとっては大変辛い修行の一つです。
浄土宗開祖・法然上人の時代には正座でお念仏をするという習慣はなく、
千利休が正座というお作法を編み出したために現代の私たちが痛い思いをしております。
ですが、普段の安穏とした生活でいくら良い僧侶でいようと志していても、
ただ「足が痛い」というだけで、人間はこれほど多くの雑念が沸き起こるものか、
人の意志や心とはなんと千々に乱れやすい無常なものか、
私は本当に弱くて愚かな凡夫であるな、ということを改めて知る良い機会となりました。
色々な経験を積むにつれ、力がつくのは良いことではありますが、
常に己が凡夫であるということを忘れずに、日々のお勤めを続けて行きたく存じます。
0523関ブロ別時